十津川・隠岐 夢街道マラニック 五條〜十津川編

開催にあたっての想い!!

奈良県十津川村と島根県隠岐の島。山々に囲まれた十津川と海に囲まれた隠岐。
この遠く離れた二つの土地が、目には見えない絆で結ばれ、
触れ合う事によってそれぞれが、生きる力・情熱・勇気をいただいていると思います。
遥か昔から繋がりがあるのか分りませんが、
十津川の方々が隠岐に来ていただく、隠岐の人々が十津川を訪れる。はっきりと言えますのは、
元治元年(1864年)に隠岐の島中村出身の中沼了三先生が、孝明天皇の命を受けて、
十津川に文武館を創設したからだと思われます。中沼先生なくして、
今の十津川と隠岐との関係はないだろうと。

今回の企画は、その中沼先生が、たどった道を、我々も自分達の足で行くというものです。
明治の大水害で、当時の古道は大部分が陥落したと聞きました。
ルートもまだはっきりとは、把握していません。
今回五條から行く十津川街道は、舗装道路です。勿論当時はアスファルトの道などありません。
すべてが同じとは言えませんが、少しでも想いを巡らせ、
当時の想い、風を感じる事が出来ればと思います。

昨年十津川をお邪魔した際に、十津川村で古道を研究しています、松み先生から、
一部残っています、西熊野街道を案内していただきました。
この道は、かつて十津川・五條を往来する生活道路として、数々の歴史人がたどった古道、
勿論中沼先生もこの道をたどったであろうと。
そして松み先生は力強く言いました。明治に、この西熊野街道の殆どは陥落しましたが、
私は復活すると信じていますと。

十津川と隠岐が強い絆で結ばれた道を、
また未来に向って歩んで行くであろう道を、
自分達の体・足で行き、感じることができればと思います。



★マラニック・・・走ったり、歩いたり、休んだりで、気ままに楽しく、マイペースで行くスポーツです。
          マラニックで自然や歴史を感じて、人々と触れ合う事が出来ればと思います。

●今後につきましては、毎年、隔年等々で開催出来ればと思います。
  ルートにつきましても、逆に十津川〜五條、西熊野街道をたどるルートなども行ければと思います。