駅鈴とは? 


駅鈴は大化の改新に始まり、律令時代ともいわれる飛鳥・奈良・平安時代の
昔大化二年(西暦646年)、「改新の詔」により設置が定められたと伝えられ、
大宝元年(701年)の大宝律令によって駅伝制度が確立した。
この交通制度によって都と諸国間の交通路に駅を設け、
駅馬・伝馬が常備され官人は公務執行の際に各駅の人馬を調達して
往復した。この人馬調達の証明として、中央官庁と地方国ごに
そなえられたのが「駅鈴」で、官人は駅到着時、馬上にてこれを鳴らし、
到着を知らせた。
隠岐国には駅鈴二個が配布されていた。
この駅鈴は今では全国では唯一、国造の子孫と伝えられる
隠岐の島町下西・億岐家に所蔵され、一千年の昔を物語る
交通史上貴重な資料として重要文化財に指定されている。
                           駅鈴クラブ  池田こういち
孝徳天皇大化二年(646年)駅伝の制度が制定され 中央政府より隠岐国府に駅鈴が与えられた

駅鈴他の貴重な宝物は許可を得て撮影させていただきました。
また拝観の際に丁寧に説明していただきました。
約1300年昔の神秘的な音色を聞きに来てはいかがですか?